2022年9月の運用実績のブログ更新です。
9月の世界の株式市場は、米国のインフレピークアウトへの期待などを背景に、中旬にかけて上昇しました。しかし、8月の米消費者物価指数の伸びが予想以上に加速したほか、9月の米FOMC(連邦公開市場委員会)での3会合連続となる0.75ポイントの利上げ、欧州各国での追加利上げや英国での大規模減税の発表、米FRB(連邦準備制度理事会)高官からタカ派発言が相次いだことなどを受け、欧米の長期金利が一段と上昇し、下旬にかけて株価は反落し、月間では株価は総じて下落しました。(出典:日興マンスリーマーケット 2022年10月4日付け)
S&P500:-9.34%
日経:₋7.67%
NY金先物:-3.14%
米ドル:+4.16%
メキシコペソ:+4.10%
市場指数からは長期投資・コモディティが下がり、メキシコペソが上がりそうですが、実際の運用実績を見ていきましょう。
投資方針のおさらい
投資戦略宣言2022に従い、毎月の投資額は総額41万円の予定です。配分は下記のとおりです。
長期投資の運用実績
先月の長期投資
今月の長期投資
今月は約33万円を投資しました。株式が暴落する中で、コモディティ指数も仮想通貨も低下しており、追加投資を抑えた形になります。それでも33万円の積立投資をしたにもかかわらず、評価額は13万円も減少するすさまじい下げ相場の影響を受けました。先月比でもほとんどが赤字でした。
株式・投信
投資額 約690万円、評価額約779万円、
利益額 90万円、前月比39万円減
利益率 13.0 %、前月比利益率6.1%減
乱高下の8月に続き、9月も総じて暴落が進みました。米国株の指数が-9.34%の中、分散投資で-6.1%で済んでいますが、それでも22年1月以来の暴落となりました。
コモディティ
投資額 約235万円、評価額約286万円、
利益額 51万円、前月比7万円減
利益率 21.6%、前月比利益率3.8%減
コモディティ指数が12%下落し、仮想通貨も振るわない中、追加投資ができなかったセクターでした。株式の暴落で、貴金属が少し値を戻したのがせめての朗報でした。
現金・国債
利益率2.4%、前月比0.2%の減少でした。
今年からは現金を残そうと、米ドルでの債権購入を停止しています。米国債が先月に続き下がっていますが、このまま様子見です。
前月からの推移
長期投資としては
投資額累計1,158万円
評価額累計1,304万円
利益総額146万円、利益率12.6%、前月比4.5%減
先月は利益額が200万円直前でしたが、今月は一気に46万円も減りました。22年1月以来の暴落でした。
暴落があると利益額の増減も激しくなりました。分母が大きいので当たり前ですが、サラリーマンのともがいにはインパクトのある数字です。ただ、長期投資なので、一喜一憂せずに、暴落しているタイミングは安く買うチャンスなので、引き続き積み立てていきたいと思います。
短期投資の運用実績
今月の追加投資額 0万円
投資額累計 269万円、評価額累計 365万円
利益総額 96万円、利益率35.8%、前月比+7.3%
三井住友とENEOSは2つの銘柄とも配当利回り6%であり、単価が購入時よりも6%下がったとき以外は売ることはありません。米国の高配当株も短期投資に切り替えました。配当もありますので、このままキープしています。
9月はIG証券で米国株のショートに挑戦。9月早々には8月購入分を一回利確しましたが、さらに下落トレンドでしたので、もう一回ショートをして、利益を積み上げ、総じて57万円の利益で利確しました。
株式が下がる中、下がっても稼げるショートを短期的に運用することで、長期投資での資産減少分をカバーした形になりました。
メキシコペソ
ともがいはメキシコペソでスワップ狙いの投資をしています。原資の700万円を入れて以来追加入金はしておらず、今年は100万円出金し、現在の原資は600万円です。レバレッジが2倍を超えない程度のポジションを持ち、金利差であるスワップをコツコツ稼いでいます。詳しくは下記記事をご覧ください。
22年9月は為替レートが6.9円→7.2円に続伸
為替損益:467万円、前月比+73万円
スワップ:71万円、前月比+12万円
株式もコモディティも債権もどれも暴落する中で、外貨をもっていて本当に良かったと思います。暴落相場でも資産が伸びたのはメキシコペソの資産を保有していたおかげでした。
メキシコペソはそもそもスワップ狙いであり、スワップポイントは16.1のままであり、240LOTありますので、毎日不労所得が3,800円入り、今年の年末までにスワップという不労所得が100万ほどになります。実に昨年の3倍以上です。
資金総額推移
長期投資は暴落しましたが、短期とメキシコペソが大幅に利益拡大したことから、先月より資産は80万円増え、6,511万円でした。
総資産の増加は投資だけでなく、日々の収支管理も欠かせません。日々の収支からの余剰資金がなければ投資できませんので、家計簿についてはこちらにまとめています。
まとめ
年始から暴落、暴騰で引き続き不安定な投資環境です。9月は長期投資の評価損を短期投資のショートでカバーし、メキシコペソのスワップと為替含み益で総資産は増加することになりました。
どんな局面でも資産が増えるのは分散投資の醍醐味でもあります。いつか為替も下落するかもしれませんが、その際には株式など他のセクターが爆進できるよう、コツコツ投資して行くのが肝要だと思います。
この投資戦略を引き続き踏襲していきたいと思います。みなさんもなにかアドバイスやいい戦略があったらコメントやシェアいただけると嬉しいです。
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