2024年1月、ドル円148円、豪ドル円98円の超絶円安の中、物価も高いオーストラリア、ケアンズに、家族4人で行ってきました。
ここでは旅行記もかねて支出を記録したいと思います。
紹介が遅れました。ともがいは外国籍の共働き夫婦で、3年生と5年生の二児を育てる4人家族です。詳細はプロフィールをご覧ください。
前回は波乱の幕開けでしたが、今回はその続きといきましょう。
欠航を受け帰宅後、一旦冷静になり、検討した結果
- バージン航空からの連絡は翌日9時以降順次なので、実際は何時に連絡があるかわからない。
- この段階でキャンセルしたほうが、ホテルもオプションツアーも含め、金銭的な被害は最小。
- 変更した便も羽田出発になるが、羽田空港はそれまで復旧できるかどうかはわからず、さらなる混乱に巻き込まれる可能性がある。
ということで、一旦全てをキャンセルすることを決断。
フライトとホテルはエクスペディアのパックでしたので、チャットで依頼。
ホテルは一泊のキャンセル代は取られるものの、その他は返金できる見通しを確認。
約1年前から計画して、苦労と期待に満ちた予約を一つ一つ取り消すのは悲しかったです。
それでも一縷の望みで、1/3出発でケアンズ行きのフライトホテルパック料金を調べたところ、なんと100万円超え。
そうですよね。前日予約ですし、コロナ明け年始早々の繁忙期、羽田にいた欠航仲間もみんな狙っているし、こんな値段になるのは当たり前。
年始の旅行計画が飛び、心身ともに流石に疲れたので、そのまま不貞寝しました。
翌日は6時に目が覚めて、他の国への旅行、国内への旅行など代替案を早速リサーチしましたが、やはり値段が高く、パスタは高くありませんでした。何よりもケアンズへの期待もあり、国内旅行では気が乗りませんでした。
そこで、一晩寝たのもありますが、ケアンズへの思いを捨てられずに、どんだけ行きたいねんって突っ込まれますが、フライトとホテルを別々に調べたら、
あったのです
予算内でケアンズに行くプランが!
旅行再計画
2024/1/3 午前8時
リサーチしてありつけたフライトを元に練り直した旅行プランは以下のとおりです。
1/3 20時 成田発LCCジェットスター便で出発
1/4 4時着 キッズとプール&ケアンズ街歩き
1/5 キュランダ村 コアラ抱っこ
1/6 グリーン島 シュノーケリング
1/7 お土産調達 17時半ケアンズ出発
22時メルボルン着 カンタス便
1/8 深夜1時メルボルン発 6時過ぎ香港着
10:30香港発 15:30成田着 キャセイ便
フライトはブッキングコムで、56万円。
ホテルはエクスペディアで元々予定していたケアンズ アクエリアスを最予約して10万円。
キュランダとグリーン島は変わらずそれぞれ3万円くらいで計6万円。
ちなみにオプションツアーの検索・予約は下記がおすすめです。
現地滞在費以外の旅行代金は合計72万円
ケアンズでの滞在が短くなったにもかかわらず、元のプランより2万円ほど高くなりましたが、年末年始のこのタイミングですし、ドタバタの当日予約にしては上出来⁉️(ただ行きたいだけだけど)
フライトは成田便だったので、この時点ではまだ混乱している羽田空港を回避できたのも条件に合致しました。同じケアンズですし、元々の計画からの変更点も少なく、荷解きもせずに出発できたのも受け入れやすいプランです。
帰りのフライトはかなりの長時間(20数時間)ですが、メルボルンと香港でのトランジット時間は起きていられる時間であり、案外子連れにとっては遂行可能と思いました。さらに、1/8の到着時間も早く、翌日の仕事と登校にも影響しないのも良かったです。
残念なのはケアンズの大学見学をいち早くキャンセルしたので、断念せざるを得ない点でしたが、逆にそれ以外は予定をこなせたので、これは仕方ありませんね。
ドタバタではありましたが、子どもたちは一睡したらまたケアンズに行けることになりましたので、そりゃー喜びました。その表情を見て、諦めずにやった甲斐がありました。
ちなみに1/3の出発になったので、年賀状もおかげで確認できて、返信もできて、ちょうど良かったです。
仕切り直して、いざ午後から成田空港に向かいます!
1日目 成田空港の巻
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1/3 羽田出発から成田へ変更、しかもLCCなので、初めて第3ターミナルに来ました。
当日予約の当日出発は大人のともがいにとっても初めての経験でしたが、チェックイン手続きは少し戸惑いましたが無事通過。
フードコートで腹ごしらえをして、夜行便に備えます。色々と心配しましたが、大きな混乱もなく、フライトは出発しました。
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数年前のキッズなら夜泣きも心配でしたが、もう成長して、飛行機も慣れっこです。
座席にはモニターがあり、一瞬映画観れるかと期待しましたが、LCCなのでほとんど有料コンテンツであり、キッズもやることがないので、しばらくしたら爆睡で南半球へ向かいました。
2日目 到着&プール三昧の巻
1/4 4時半、紆余曲折を経て、無事オーストラリアのケアンズへ到着。
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一旦諦めていたので、写真のように到着時日本語と中国語でもお迎えの言葉があると感慨深いものがあります。
空港からホテルまでは15分くらい、Uberにしようと思いましたが、早朝だったのもあって、値段が高く、結局タクシーで向かいました。
タクシー代は30A$、約2900円。
ついにホテルに到着!
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今回のホテルはコンドミニアム型、2LDKでキッチンはもちろんのこと食器、洗濯機、レンジから食洗機までが完備しているところを選びました。
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ホテルの立地は海岸沿い、ケアンズの中心地にも近く、どこにも徒歩10分以内に行けて便利そうなので、ここにしました。
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今回のテーマは『住むように旅行をする』、家族で海外移住を体験することなので、それを叶える最適なホテルを選びました。
移動疲れもあったので、6時から10時過ぎまで爆睡し、そのあとケアンズで最初にやったことは!そう
スーパーへの偵察です。
観光よりも物価把握!食料確保が先決😆
ホテルから歩いで10分の大型スーパー
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卵は一番安くて、12個で490円。やはり日本の倍以上。
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野菜も高い、ネギ一本490円。。。観光地ですし、普通のスーパーに見えても割高かもしれませんが、それでも日本の2倍以上する感覚です。
それもそのはず、オーストラリアの平均年収は約850万円、日本の2倍なので、この物価も妥当なのかもしれません。
その辺は先行して移住シミュレーションしていましたので、驚きはありません!
この日はケアンズでゆっくりする予定でしたので、ブランチの食材だけでなく、夕食分とこの何日間の朝食のパンやサラダなども買い込んで、約102A$で、1万円くらいです。
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ブランチは野菜炒めと既製品のチキン、夕食はステーキ!
海外旅行先では外食が基本でしたが、キッチン付きで自炊しながら過ごすのは初めてです。オーストラリアの高い物価も、1万円で家族4人で3食以上なら外食よりかなり安上がりです。
この日はともがい妻の体調が悪く、ホテルでぐっすり休んでもらい、ともがい夫とキッズはホテルのプールに行ったり、歩いで5分くらいのエスプラナード・ラグーンでプール三昧でした。
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ホテルがコンドミニアムだからか、もしくはみなさんラグーンに行くからか、ホテルのプールは貸切状態でした。
ホテルのプールに飽きてから、ラグーンへ!
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ホテルから近く、現地の方も水着で歩いでいるので、我が家も郷に入っては郷に従えということで、ホテルのプールからタオルを巻いてそのままラグーンへ歩いて移動です。
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ケアンズは長い海岸線がありますが、自然保護もあり、ビーチで泳げません。そこで、珍しいことに、海岸の内側に人工のラグーンを建設し、市民プールとして無料公開しています。
そう、無料です!
ライフセーバーもいて、人工砂浜、BBQ施設もあるのに、全て無料!これは住んでいる方も旅行客にも大満足ですね。
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ただし、観覧車は1名20A$、家族料金もあったのですが、うーん、高い!お昼で暑いのか、誰も乗っていませんでした。
夜はステーキを自炊
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本場のオージービーフをオーストラリアで食べると、格別に美味しいです😁。日本から持参した調味料も大活躍、家族でゆっくり味わいました。
自炊していて気が付いたのはキッチンに換気扇がないこと。おかげさまでケアンズの最初の夜はステーキのいい匂いの中で就寝しました😴
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3日目 キュランダの巻
1/5は山の日、キュランダへのオプションツアーがメインとなります。
ケアンズには有名な世界遺産が2つあります。
一つは有名なグレートバリアリーフ、そして、もう一つは熱帯雨林で、その中心がキュランダ村にあります。
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キュランダ村に向かうには、本来、往路が上の写真のケーブルカー、復路は世界の車窓でも有名なキュランダ鉄道に乗るのがセオリーです。
しかしながら、キュランダ鉄道は前年末のサイクローン影響で中止中、残念ですが、こればかりは仕方ありません。往復ともケーブルカーのプランにしました。
ケーブルカーはスカイレールといって、現地サイトから直接予約しました。サイトの作りがわかりやすく、日本語ページもありますので、英語がわからなくても予約できると思います。
スカイレールの駅は市内から車で30分程度ですが、市内にいくつかの送迎ポイントがあり、そのポイントでの送迎付きプランもあります。また、大人二名子ども二名の家族パック料金もあり、ともがい家にとって最適でした。前日までキャンセルも可能で、今回はフライト欠航で一回キャンセルした際には、担当からご丁寧なメールも頂きました。
ケーブルカーは一気にキュランダに向かうのではなく、途中で2箇所の乗り換えポイントがあり、熱帯雨林内のボードウォークを回ったり、バロンの滝など、雄大な自然を眺めるスポットがあり、結構楽しいです。
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滝はサイクローンの影響もあってか、水量が多く、壮観!また、スカイレールのアプリを入れると、適時に解説が入ったり、VRで珍しい動物と一緒に写真が撮れますので、インストールしておくといいでしょう。もちろん各国の言葉に対応しています。
キュランダ鉄道には乗れませんでしたが、キュランダに到着したら駅があったので、記念に一枚。いつか再チャレンジしたいですね。
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キュランダには動物園があって、ワラビやコアラとふれあいができます。
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ここでは予約制ですが、追加料金を払うとコアラ抱っこができて、プロのカメラマンが写真を撮ってくれます。キュランダの動物園入場券と一家のコアラ抱っこ写真で約1.5万円でした。
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コアラは可愛いですね。抱っこも決められた限られた時間ということでコアラに負荷がかからないようにしており、さすがオーストラリアです。うまくいけば写真の瞬間コアラがウィンクしてくれますよ。
キュランダ村自体は小さな村で、お土産屋さんや食事屋はありましたがやはり観光地価格でケアンズよりも物価が高い感じがしました。
3時間程度の滞在で十分で、そのあと往路と同様に帰路に!帰りの送迎バス内では爆睡であっという間にホテルです。
ホテルに戻ったら、近くで毎晩満員のレストランからピザとパスタをテークアウト、56A$で約5500円でした。
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夜はナイトマーケットを回りましたが、特段買いたいものもありませんが、世界各国の旅行客もいて、賑わっていました。
夕飯はフードコートでアジアンのお店が並ぶ中、1食19A$、1800円で辛そうなガチ中華の麺をゲット!これもテークアウトでホテルに戻り、前日のステーキやチキンの残りとサラダと合わせて食べました。
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なかなか本格的なスパイスが効いていて、良かったです。
後半戦に続く
気がつけばケアンズでの滞在も折り返し地点!どんな旅行も短く感じますよね。
前半戦で感じたのは、ケアンズはシドニー、メルボルンに比べると圧倒的にまったりとした街という点です。暑い昼間は歩いて人が少なく、都会的なところは少ないので、ゆったりした時間が流れている感じです。日が沈んでからみなさん海岸沿いのお店に挙って出てきたり、ビールを飲んだりして、夜の方が活発な街でした。
一方でケアンズ駅周辺はデパートが並んでおり、日本の感覚なら一番栄えているところと思えば、もう17時に閉店するのです。そうは知らず、18時くらいに海岸沿いの賑わいを見て、駅周辺に行くと閑散としていてびっくりしました。まさかもう閉店しているなんて。。。
そして、閑散しているせいか、夜に行くと駅周辺は空いているお店も少なく、何かあるわけではないですが、人が少なく、暗いと治安も悪そうな感じがしました。駅前がこういう雰囲気というのは意外で、文化の差を感じました。
結果的に分かったのはケアンズで一番栄えているのは海岸沿い、結局ホテル周辺がベスポジでした。ただ、子連れでしかもお酒も飲まないので、お店が閉まるのが早いのはちょっと物足りないかなとも思いました。
オーストラリアでは残業したり、遅くまで働かないのが当たり前なのかもしれません。普段の都会の生活とかけ離れた違うライフスタイルがここにあったのです。
次回はグレートバリアリーフにあるグリーン島を遊ぶ海の日から帰国まで一気に駆け抜けて、最終的にどれくらい使ったのかも集計しますので、お楽しみに!
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