長期積立投資のいいところは投資の状況に一喜一憂しなくなるということ、そしてプランを立てやすいというところです。
トモガイは毎年投資方針を「投資戦略宣言」と称し、年始に決めて、一年を通してそれを実行します。
毎年いつも年始に策定しますが、今年は何といっても新NISAを来年に控えていることから、今月に策定することとしました。なぜかというと、来年1月の積立投資をするために、証券口座で設定を変更するためには、12月中旬までに設定を変更しなくてはならなりません。そうなると、自ずと11月に方針を決めておかないといけません。
過去はいつも決めるのが遅くて、積立設定がいつも2月くらいにやっと反映されていました。今年はその反省を生かし、早めの方針決めをします。
投資ルール
投資ルールとして、トモガイは下記投資戦略宣言2020から基本方針の変更はありません。
つまり、上記目標比率になるべく、投資の配分を決めていくことです。上記配分をキープすることは市場原理に適っています。例えば2023年は株式が暴騰し、債権が減っていれば、資産に占める株式の割合が増え、債権の割合が減ります。また、長期的に見て、この時の株式は割高で債権は割安となっていますので、2024年は割安な債券に投資することになります。
投資戦略の決め方は下記順序となります。
- 投資資金総額を定める。
- 目標投資比率に従い、各セクターへの投資割合を決める。
- 投資銘柄を決め、投資金額を割り当てる
2024年の投資資金総額
23年の家計総括はまだ11月なのでしていませんが、目標は年末まで394万円の貯金です。10月末時点で275万円の貯金がたまっており、12月のボーナスを加味すると目標の貯金は達成できそうです。
そこで、資産内の現金貯蓄も潤沢であり、ダブル住宅ローンへの貯金を考慮しても問題ないことから、2023年の貯金はほぼ来年への投資金額に使えます。
12か月なので割りやすい金額として、2024年の投資資金は360万円とします。
各セクターへの投資割合
2020年末からの投資アロケーションの推移と目標比率は上図のとおりです。
この数年で、ゆっくりと株式の割合を落とし、現金とコモディティの割合を増やしてきました。2023年に目標比率にほぼ近い形まで完成しました。
2024年の投資資金は投資アロケーションをさらに目標比率に近づかせるために投入し、ローテーションを図ります。
2024年は上図のとおり、投資資金の360万円を分配することで、目標比率に近い投資アロケーションを目指します。
この資産ローテーション上では株式とコモディティは割高であり、債権が割安となっていると言っており、23年11月時点の状況に合致しています。
年間投資額を毎月の積立投資に分配すると下記のとおりです。
平均すると毎月30万円を投資に入金していきたいと思います。
投資銘柄への割り当て
株式
NISA口座が楽天なので、手数料が安い楽天S&P500と楽天オルカンに分配し、さらに新興国も少し入れることとしました。理由としては、下図のように、オルカンはほぼ米国株と同じトレンドになりますが、新興国は米国株との相関性が低いので、長期的には米国株のヘッジになると思い、例年とおり投資を踏襲します。
これまではジュニアNISAなど、各口座では違う銘柄を積み立てていましたが、基本的なパフォーマンスは毎月の投資実績から、米国株とオルカンに似たり寄ったりなので、新NISAのタイミングで、投資銘柄を一気に3件に集約することとしました。
コモディティ
コモディティ関係も株式へのヘッジとして運用しており、2022年から2023年にかけて、コモディティにかなり投資してきましたが、コモディティ指数は下記のとおり歴史的に割高な状況につき、運用利益があまり出せなくなってきました。
そこで、まだ上昇する余地がある仮想通貨に振り分けます。
毎月積み立てとしていますが、実際には積立ではなく、年間40万円を何回かに分けて、投資する形となります。正直仮想通貨の値動きが激しく、相場は読めませんが、ニュースで暴落と報道されたら買うようにしています。2023年はその方法で下図のとおり利益を積み上げることができました。
現金・国債
これまで米国債や債券ETFを2021年から買っていましたが、2023年はドル為替が高く、ずっと手出しできず、現金が多い状況でした。ただ、投資割合配分でもこのセクターは目標より下がっており、このセクターを買えと言うシグナルです。そこで、現在史上最安値である米国の長期国債ETFであるEDVを新NISAの成長枠で購入予定です。
現在の為替レートは150円ですが、年利は4%台であり、今後の利下げにより、EDVの価格は現在の70USD台から140 USD台を目指せます。つまり2倍になる可能性もあり、為替が今後円高に振れても、利益が出せると思います。
何よりも債権は株式と逆相関なので、今後株式が暴落した際にバランスしてくれるものと期待してます。
なお、米国債もいまだけのバーゲンセールであり、新NISAに突入した24年1月に一括で80万円をEDVに投資する予定です。
まとめ
2023年に投資アロケーションが完成しましたので、各カテゴリーの比率を維持するという観点で必要に応じてローテーションをしました。
トモガイの戦略は相場は予想せず、アロケーション比率をベースに基本自動化に徹っするというものです。
2023年は暴落に備えながら現金比率を高めてきましたが、2024年も相場は読まず、淡々と省力的に投資を続けていきたいと思います。
上記以外に、メキシコペソは円安で評価額が高くなり、倍率も1.3倍とかなり安全になっています。
為替は乱高下することを予想しますが、年間200万円程度のスワップを再投資して、ポジションを増やしたいと思います。
2023年は実需としてセカンドハウスを購入して親にプレゼントした関係で支出が増えてきましたが、労働収入も昇進により、給料も増えていますので、結果的に投資用資金は360万円レベルを維持できそうです。
新NISAで積立投資枠を活用しながら、部分的には成長枠でも買い増して、2024年は相場が良ければ億り人になるかもしれません。
もはや夢ではなく、至近の目標となりますね。
いい年になりますように!
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