小学校からお受験だなんてっと夫も妻も考えていました。
そもそも自分たちも公立でしたので、小学校のお受験だなんてドラマの世界だと思っていました。
そんな私たちがなぜ我が子に小学校からお受験をさせたのか。具体的にどんな試験だったのかをシェアしたいと思います。
小学校受験の理由
まず親自身小学校受験していなかった理由はなんでしょうか。最も多いのは、地方などにいて、そもそもそんな選択肢がなかったというのが圧倒的に多いのではないでしょうか。
東京近辺では地方に比べると圧倒的に私立校の選択肢が多く、小学校はおろか幼稚園から系列のところを目指すなど、思いのほか手を伸ばせば届くという感覚があります。要は思っているほど小学校受験が珍しい話ではないのです。
小学校受験が珍しくはない環境のもとでは、どうしても教育に力を注いでいるご家庭が受験を目指すようになります。
そうなると小学校受験のメリットとして下記が際立つようになります。
- 小中一貫教育など教育方針がより優れている。
- 教育熱心なご家庭が多く、優秀な同級生と一緒に学べる環境。
人間は環境に染まります。経済的な条件と通学などの条件が許せばより良い環境を与えたいのが自然な流れとなっています。我が家もいつのまにかかその流れに乗り、小学校受験を目指し始めたのでした。
小学校受験では多くの学校を受けたり、選ぶのにも一苦労です。ただ、我が家は外国籍というのもあり、言語教育、将来の留学や進学も考慮しながら、子どものアイデンティティをどう維持するのかを重要視して学校を選びましたので、あまり迷わずに志望校を絞り込めました。
学校名は明かせませんがすでに上の子は同校を受験し入学しています。
今回はある意味では在校生のお姉ちゃんがいるというアドバンテージもあり、下の子は受験することとなりました。
学校によって違いますが、今回受験した学校は下記の形式をとっています。
- 受験申請
- 筆記及び行動観察
- 面接
では順番に説明していきます。
受験申請
本来は学校から募集要項を取り寄せたり、直接訪問して要項を取りに行く方法でしたが、今回はコロナ影響によりホームページ上の要項をダウンロードする形となりました。
申込書で要求されたのは下記の点です。
- 受験者の個人情報 顔写真含む
- 所属幼稚園
- 同居家族情報、勤務先含む
- 志望理由
- 受験者の略歴
- 登校経路
最も重要なのは志望理由となりますが、志望校の理念に合致し、高い志望度が伝わるように簡潔にまとめればいいと思います。
受験者の略歴や登校経路は志望校とのつながり、志望度を確認する傾向にあると思います。在校生もしくは卒業生の父兄がいると有利に働くのかもしれません。
学校によっては付属幼稚園保育園があり、そこからエスカレーター式になる場合もあり、お受験のタイミングが幼稚園からあるのもそのような理由があります。
筆記及び行動観察
筆記及び行動観察は子どもだけで参加し、親は全く介在しないので、詳細は残念ながら分かりません。筆記テストと行動観察ということで、筆記用具としてノリやハサミを要求され、動きやすい服装の指定もありました。
どうも難しい問題ではなく、先生の指示を理解できるか、身体能力と素行に問題がないのかを見るのが目的と思われます。
面接
面接は子どもとその両親が同席する形式です。
先に子どもに質問しますが、わからない時はわからないと答えればいいと思います。まだ未就学児ですので、今回の志望校はある程度コミュニケーションが取れるのか、子どもの印象を確かめるのが目的であり、完璧な答えは求められていません。
この面接の影の主役はあくまでも親であり、夫と妻は上の子の受験経験を踏まえ、想定問答を入念に準備して臨みました。
質問された内容は下記となります。
子どもへの質問
- どこの幼稚園に行っていますか。
- 一番好きな遊びはなんですか。
- 親にはどんなことを褒められますか。
- 逆にどんなことで叱られますか。
- 叱られたらどうしますか。
- 親と約束していることはありますか。
- 将来何になりたいですか。
親への質問
- 上の子は既に在学していますが、本校を同のような学校と捉え今回志望したのでしょうか。
- 家ではどのような教育方針ですか。
- 子どもの良い点、悪い点はなんですか。
- 幼稚園では何を学んだか。
- どのような子になって欲しいか。
- 最初の2週間は親の送迎が必須ですが仕事の都合はつけられますか。
それぞれのご家庭の事情で違うと思いますので質問に我が家でどう答えたのかは参考になりません。
アドバイスとしては子どもの悪い点など答えにくい点をあえて聞いてきますので前もって考えておくといいでしょう。
まとめ
子育てでは学校選びは大事なステージとなります。いい学校に入ったから何かを保証されるものではありません。エスカレーター式だからと言っていつかは高校、大学受験があり、何か楽になるわけでもありません。
ただ、子どもにとっても、親にとっても刺激になる体験になると思います。この刺激が人生において大切な要素だと考えています。
周りのお友達やご家庭の刺激を受け、世界観が広がります。小学校お受験は合否にかかわらず、条件と余裕のあるご家庭は試してみてはいかがでしょうか。
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