こんにちは!ともがいです。
お金をたくさん稼いでも何をしたいですか?
勉強して、いい大学に入り、いい企業に入ってなにをしたいですか?
「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」
ともがいは、稲盛和夫さんの言葉が好きです。(まとめにリンクを貼っておきます)
人生をまず楽観的に構想すると
- 多言語多文化が溢れる生活
- 自然豊かでゆったりとした生活リズム
- 子どもには高レベルな教育環境
が憧れです。自分の人生が楽しくなり、子どもにもいい経験をさせられます。
海外移住を実現させるために仕事をしてお金を貯め、運用して増やすのなら具体的な目標を立てやすいのではないでしょうか。
そこで悲観的に計画し、シミュレーションをしてみようと思います。
ネットに多く体験談がありますので、それを元に分析していきます。
第一回はマレーシア、今後はオーストラリア、シンガポールなども考えてみます。
マレーシア基本情報
日本から定年後の移住先として人気のマレーシア
国土は33万㎡で日本の90%くらい、
人口は3200万で日本の1/4
民族構成はマレー系67%、中国系25%、インド系7%、そのほか1%
通貨はマレーシア・リンギット(RM)、1RM=約30円
マレーシアは日本から7時間のフライトで近く、時差1時間、南国の気候で、ビーチ、高原もあり、周辺国への旅行もしやすいです。
物価が安く、親日でいて、ビザが取りやすく、治安も比較的に良いとされています。そして、インターナショナルスクールも多いのが特徴です。
一見して憧れの条件を満たしていそうですが、詳しく悲観的にシミュレーションしてみました。
生活費 (子ども2人の4人世帯)
家賃
参照元①
首都のクアラルンプールで、日本人や外国人向けの物件の家賃は3LDK(2-3Bed room)+駐車場(1-2台)でRM2500-(約75,000円-)ぐらいから。
他のサイトでも大体同じレベル、多めに8万円と想定します。(2023年現在の超円安でもいけます)
マレーシアはほかにも観光地のペナン島、シンガポールに隣接するジョホールバルなど、
5万円くらいでも立派なプール・ジム付きのコンドミニアムがあります。
ただ、これは現地に行かないとわかりません。
子どもの通学を考えると、悲観的に計画します!
光熱費
参照元②
参照元は3人世帯で、6000円程度、4人世帯の場合は1万円で想定します。
南国なので、電気代がかかるようです。
食費
参照元②によると3人世帯で4万円くらいですので、
4人世帯として多めに6万円と想定します。
ともがいは日本の食費が12万円ですので、日本の半分です。
よくマレーシアの物価は1/3と言いますが、日本の1/2という感覚も悲観的に見ても妥当でしょう。
通信&交通費
参照元②を元にこれも多めに1.5万円と想定します。
日用品
参照元②より、1.5万円と想定します。
医療費
参照元②より、3万円と想定します。
医療費が高いですね〜。
現地で働くのなら、健康保険は付保されると想定します。
教育費
参照元③
インターナショナルスクールは年間50-300万とピンキリですが、
間をとって年間180万円、2人の子供で年間360万円、毎月30万円と想定します。
いくらの学校が適切なのかはもっと詳しく調べてみないとわかりません。
移住するかは教育費と教育レベルが肝となりそうです。
生活費合計
上記以外に交際費など諸費用として2万円をポケットとして持っておきたいです。
よって生活費の合計は月53万円です。
日本での生活費の固定支出は45万円ですので、日本よりも高くなると言う結果になりました。ただ、マレーシアではキッズをインターナショナルスクールに入れられます。日本のインターなら倍はかかるでしょう。
教育費以外の生活費はマレーシアが23万円、日本では34万円と、日本の2/3です。
生活費は安くなりますので、定年組が年金でたしかに十分暮らせるのもわかりました。
働かない場合
目標は大胆に!どうせなら定年組のように働かずに移住したいものです。
働かずに上記生活するためには、月53万円を生み出す収入源を確保すればいいです。
投資なら4%の利益もしくは配当利回りと考えると、
1.6億円の金融資産があればいいです(笑)
住宅ローン返済しないのなら
今住んでいる家を住宅ローンを返済せずに
賃貸に出すと、利益は月3万円、
それも生活費に充てると、
53万円-3万円=月50万円
これを金融資産で賄う必要があります。
4%の利回りだと、15,000億円の金融資産が必要です。
いまの資産は約4,000万円ですので、あと1.1億円増やせば実現できます。
毎年650万円くらい溜まっていますので
あと17年もかかります。
子どもが成人してしまい、間に合いませんね。
住宅ローン返済したら
仮に住宅ローンを5年後に3000万円で一括返済し、
賃貸に出すと、利益は月14万円、
それを生活費に充てると
53万円-14万円=月39万円
これを金融資産で賄う必要があります。
4%の利回りで11,700万円の金融資産が必要です。
いまの資産は約4,000万円ですので3,000万円を引いて残り1,000万円、
あと10,700万円増やせば実現できますが、16.5年かかります。
住宅ローンを返したことによって少しは早く実現できますが
住宅ローンを返すかどうかによって大きく変わりません。
働く場合
現地で働くことを想定しますと
参照元①より、現地採用を考えると月額20万円、共働きで月40万円と想定します。
移住は下の子が中学校に上がるごろとしますと、6年後となります。
毎年650万円溜まっていきますので、そのごろの金融資産は8,000万円になっているはずです。
上記により、住宅ローンを返した方がいいので、住宅ローン3,000万円引いて、金融資産は5,000万円と想定し、
その4%の利回りをもらえる場合、年間200万円、毎月16.5万円
今の自宅は貸し出し、家賃利益毎月14万円
現地共働きの収入と合わせると40万円+16.5万円+14万円で、合計して70.5万円です。
支出は53万円ですので、
これならやっていけそうです。
まとめ
海外移住については、不安がいっぱいだと思います。まずは自分でいろいろ調べて想像を膨らませ、そして、現地に行ってみることでリアルに検討できると思います。トモガイは海外移住を検討するにあたり、以下の書籍を参考にしましたので、リンクを張っておきます。
今回のシミュレーションの結果、現地で働かずに移住するのは無理そうですが、
6年後に現地で共働きすれば子どもをインターに通わせ、生活費を賄い、余裕資金で旅行にもいけそうです。
ともがいは6年後でもまだ40代前半の働き盛り、夫婦で高収入でなくとも好きな仕事をして、子どもをもっといいインターナショナルスクールに入れられるのなら良いかもしれません。
ただし、移住の初期費用、その時の家賃レベル、金融資産の運用状況によって変数がありますので、まだ皮算用レベルです。
コロナが落ち着いたいま、マレーシアに家族旅行して、現地の雰囲気を感じ取ってみたいですね。
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