ともがい夫 日本初の簿記3級ネット試験 受験体験記

子育て・教育
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カテゴリー分けに迷いましたが、子どもでなくとも教育は自己投資として必須です。教育ということでここに記録します。

ともがい夫は業務上でも経理知識は要しますが、

今後、個人事業主になることを視野に複式帳簿を付けられるよう、簿記の勉強を始めました。

まずは簿記3級ということで、10月の受験を目指したのですが、残念ながらコロナの影響で延期となりました。

11月の回もコロナ影響により、受験者が集中し、申し込みサイトがパンク!申し込みさえうまくできませんでした。

そこで、運営元の商工会議所も、数年後に実用化予定だったネット受験方式を前倒しで導入し、

2020/12/14、つまり本日からネット受験方式でも簿記3級と2級を受けられるようになりました。

申し込みは11月末でしたが、そこでもサイトはパンクしたりしたものの、無事に申し込み、開始初日である今日の午後に受験して参りました。

結果は無事合格、ネット受験は簿記史上初めてであり、

本日がその記念すべき初日だったということもあり、

ここに体験談をシェアし、ご参考になればと思います。

事前準備

申し込みは然るべき商工会議所の案内に従っていればいいと思いますが、

当日は顔写真付き身分証明書とマイ電卓だけ持参すればいいです。

電卓は下記条件を満たすものですので注意しましょう。

簿記 試験科目・注意事項 | 商工会議所の検定試験
試験科目試験科目試験時間合格基準商業簿記工業簿記(原価計算を含む)5題以内90分70%以上 「商業簿記」は、購買活動や販売…

時計も筆記用具も受験番号等もいりません。電卓以外は全てロッカーに入れてきます。

開始30分前から受付できます。

会場に行って、すぐにロッカーに入れてしまいますので、

直前まで参考書を読むとか、スマホで情報チェックはできません。

ともがい夫も下記参考書を持参しましたが、ロッカーの中で出番ありませんでした。

ただ、お守りの代わりになったかと思います。

直前に参考書を見ておきたいなどの場合は、焦らずに準備できた時点で受付をすればいいでしょう。

筆記用具は試験会場で準備されており、ボールペンと白紙2枚でした。

鉛筆ではなくボールペンだったことが意外でした。

実際の問題構成

下記の案内にもありますが、既に各予備校から予想問題が出ています。

ここの問題の構成は本番とほぼ同じでした。

ただ、入力の仕方が違うだけです。

本番はパソコンで勘定科目がブルダウン方式、数字はキーボードで打ち込むものでした。

構成は下記の通りです。

  1. 仕分け     15問   45点
  2. 穴埋め方式   2問    20点
  3. 精算表、PL/BS 1問    35点

本番は予想問題よりも簡単だったと思います。

予想問題で合格圏内に入れば、本番も合格できる力はあります。

第一問は仕分ですが、前払家賃や借入金など時間も入れて計算させる問題が2問ありました。

ここは時間がかかりますので、簡単な仕分けは素早く解く必要があります。

第二問は変化球問題です。今回は発生事象から総勘定元帳を埋めるもので、しかも資本金と繰越利益余剰金など過去問で慣れていない元帳の記載を問われました。

もう一問は仕分け内容がどの補助簿を使うのかを問うものであり、変化球の問題が多く、ともがい夫はほとんどこの第二問で失点しています。

第三問は筆記でもお馴染み、PL/BSを完成させるものでした。

受験したからこその留意点

時間配分は大切に!

60分でこの量を解きますので、時間配分が勝敗を分けます。

第一問を20分、第二問は10分、第三問には30分は残しておきたいものです。

特に第二問は変化球が多いので、ここで時間がかかりそうならすぐ次に行ったほうが傷が浅いでしょう。

そして、ネット受験ならではですが、

開始時間はバラバラ!

テスト開始時間の30分前から受付していますので、受付済ませ次第、

試験を開始できます。私が部屋に入ったごろには既に何人かは受験を開始していました。

開始時間がバラバラですので、終了時間もバラバラです。

防音ヘッドセットは必須!

開始時間はバラバラですので、開始早々あとから入ってくる方の音、案内係の声、

終了間近にも退室の音や案内係の声がしますので、集中が切れないようご留意ください。

また、マウスのクリックやキーボードを叩く音、電卓音も響きますので、

今回は備え付けの防音ヘッドセットがあって良かったです。

防音ヘッドセットがなければ集中できなかったことでしょう。

試験終了と同時に試験結果!

ネット受験ならではなのですが、試験終了と同時に試験結果が出ます。

そして、印刷ボタンを押せば案内係が合格通知書を観れるQRコードと共にプリントアウトして手渡ししてくれます。

結果が案内係にバレますので恥ずかしいです。

また、その場で結果が出ますので、終盤になると周りに結果を確認した受験者の反応が漏れ聞こえます

繰り返しとなりますが、防音ヘッドセット必須です!

なお、試験結果は各大問の点数も出ています。

QRコードにアクセスしますと、冒頭の合格証書が出てきます。

筆記でもネット受験でも合格証書では区別できません。

まとめ

以上、簿記3級ネット受験の体験談でした。

拘束時間が短く、受験機会も筆記よりは多く、

コロナ影響もあり、これからはネット受験が普及するでしょう。

この体験が皆さんの参考になれたら嬉しいです。

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