こんにちは、外国籍の共働き夫婦こと「ともがい」です。
日本のメガバンクの銀行金利は0.001%です。
つまり、1億円を1年間日本の銀行に貯金しても1000円しか利息がありません。
メガバンク銀行に大金を預けても、振り込みから引き出しまで手数料がかかるところもあります。
日本の銀行に預けるだけで、損な気分になりませんか?
一方で、メキシコペソへの投資は下記の記事で紹介していた頃はコロナの影響で為替レートが特によかった時期というのもあり、ともがいは700万円の投資から初めて、為替差益で800万円!さらにスワップは毎年10%以上の利益を得ていて、2023年はスワップだけで200万円の利益を得ています。
2024年は円高傾向になると言われていますので、為替では大幅な利益は望めませんが、スワップという保有しているだけで望める利益は低リスクで得られます!スワップ狙いであれば、いまからが買い時です。
なお、今回ご紹介するメキシコペソの投資は為替リスクなどがあるため、0.001%の銀行預金よりはリスクがありますので、メリットだけでなく注意点もしっかりお伝えします。
その上で、投資は自己責任とご理解の上、ご参考にしてください。
スワップとは何か
スワップとは、2つの異なる通貨を交換するときに、両国の金利差調整分のことを指します。
高金利の国の通貨を買って低金利の国の通貨を売った場合に、その金利差分をスワップとして受け取ることができるというものです。
例えば、上図のとおり、日本は2023年11月現在、政策金利はマイナス金利で-0.10%です。
これに対して、メキシコは11.25%です。
この金利差(11.35%)がスワップであり、
日本円でメキシコペソを買うとその金利差、つまりスワップをもらえます。
ともがいが投資し出した頃は金利差はまだ4%くらいでした。そういう面でも今は買い時です。
本来FXは為替差損で短期的に儲けているイメージがありますが、スワップは買って保有しているだけで利益とて期待できますので、長期投資に向いています。
重要なのでもう一回言います。保有しているだけでもらえる利益がスワップです。
さて、お気づきだと思いますが11.35% は日本の銀行金利である0.001%の11,350倍です!
スワップは毎日口座に入金されますので、預けたら長期保有で放置すればいいのです。
ともがいも700万円で240LOTを保有しています。240LOTは240万ペソがありますので、概算で言うと、現在の金利差の10%程度が2024年も続くのなら、年間で27万ペソ、為替が8.5円/ペソだとすると、約230万円をスワップとして利益が見込めると言う計算になります。
リスクのない投資はありません。
つぎにスワップ投資の注意点も認識しておきましょう。
スワップ投資の注意点
スワップ投資の最大リスクは購入した後、為替レートが下がり続けることです。
為替評価損>スワップ益
となることです。
例えば、毎年200万円のスワップ益があっても、保有している通貨の価値が1000万円から500万円になっていたら大損ということです。
その国自体がデフォルトしたり、何かの原因でその国の通貨の価値がなくなったり、大きく毀損することもリスクになります。
もう一つのリスクは、政府金利が下がり続け、日本との金利差がなくなるもしくは逆転することです。
実際に、2020年のコロナショックで、世界各国の政策金利は大きく下がりました。このようなリスクは今後もあることでしょう。
上記のリスクを認識したうえで、投資を続けることが大切だと思います。
ただ、為替損益は波であり、下がったり上がったりします。
スワップは保有し続けることにより、利益が積み重ねることになり、リスクが逓減化します。
また、通貨の価値がなくなるのもほとんど例がありません。
信用度の高い通貨を選ぶことによりリスクヘッジできます。
そこで、世界の多くある通貨の中、なぜメキシコペソかについて説明しましょう。
なぜメキシコペソか
スワップ投資のリスクを認識したところで、ともがいがなぜメキシコペソに投資するのか、その理由を見てみたいと思います。
世界にはいろんな通貨があり、高金利なのはメキシコペソばかりではありません。
他にはトルコリラ、南アフリカランドも高金利通貨です。
そのなかでなぜメキシコペソを選んだのでしょうか。
高信用度&安定成長
メキシコの国としての信用度は日本に及びませんが、Bクラス、新興国として、ダントツで高い格付けであり、他の高金利通貨よりも圧倒的にデフォルトの可能性が低いです。
また、インフレ率も低く、数十年にわたり為替は5-8円/ペソで推移しており、通貨としても安定しています。
毎年人口が増え、GDPも毎年伸びており、安定した新興国であり、成長も見込めます。
つまり、メキシコがデフォルトになる可能性が低く、将来も明るい国と言えます。デフォルトしなければ、通貨の価値を保てることから、スワップ投資に有利です。
為替動向
コロナ影響もあり、2020年4月の4.2円/ペソが史上最安値です。
つまり2023年12月現在、メキシコペソは2015年以内の最高値レベルにあります。
この15年の平均で見ると、7円/ペソが目安となります。
これまでは購入するのが割高でしたが、2024年からはその7円/ペソに向かっていきますので、割安に買うタイミングになります。
低リスクで長期運用が可能
スワップ投資をする中で重要なのはレバレッジの倍率となります。
FXは少ない資金で運用できて、レバレッジという信用取引です。
ただ、レバレッジが1倍ですと、リスクはほとんどありません。
買った通貨がデフォルトしない限り価値を持ち続けます。
逆にレバレッジが25倍ですと、少し為替レートが動いただけで、証拠金が足りなくなり、強制的に決済させられて、取引が終了させられます。(ロスカット)
お金が無くなってゲームオーバーみたいなものです。
メキシコペソはレバレッジを2倍くらいにコントロールすれば、為替レートが3円/ペソ台ですので、史上最安値よりもずっと安全圏にロスカットレートを維持することにより、ゲームオーバーさせられずに、その間ずっとスワップを稼げることができます。
レバレッジのコントロールがスワップ投資で最重要になります。
期待利益
ともがいは当時700万の余剰資金を投入して、毎年40万円のスワップを期待していました。
当時のレバレッジは1.8倍、ロスカットは2.7円/ペソと完全に安全圏でした。
得られたスワップは再投資しますので、12年間で700万円をスワップで得られます。(72の法則)
つまり、12年間にわたりメキシコペソのレートが2.7円/ペソを下回らなければ、
12年後には元本分のスワップはたまり、元が取れるという計算でした。
その後スワップ益の積み重ね、政策金利差も11%になったことから、今では年間で200万円になりました。2020年からのスワップの積み重ねのおかげで、元金は600万円にしても、レバレッジは1.3倍に低下しています。
今後はメキシコペソの為替がどう動いても、通貨としてデフォルトしない以上、保有している限り、不労所得を生み続ける資産となります。
実際には為替が安値を更新するたびに購入し、長期保有して為替が上がったら割高のポジション分だけ決済すれば、さらに利益が期待できます。
そこで試算してみましょう。
前提条件は
1.レバレッジを2倍に抑えること。これを守っていれば、為替レートが4円/ペソを下回らない限り強制ロスカットされることはなく、スワップを受け取り続けることができます。
2.購入時平均レート7円/ペソ。これまで平均為替レートです。
3.スワップレート:8%。2023年12月現在は政策金利差は11%を超えていますが、平均では8%程度、1日のスワップは1万ペソあたり約15円相当のレベルです。
上記前提条件で毎月5万円を投資し、スワップも再投資した試算結果は下記のとおりです。
投資年 | 投資額(万円) | ポジション(万ペソ) | 1日スワップ | 年間スワップ | 税抜き |
2024 | 60 | 17 | 257 | 9 | 8 |
2025 | 128 | 36 | 546 | 20 | 16 |
2026 | 203 | 58 | 872 | 32 | 25 |
2027 | 289 | 83 | 1,238 | 45 | 36 |
2028 | 385 | 110 | 1,650 | 60 | 48 |
2029 | 493 | 141 | 2,114 | 77 | 62 |
2030 | 615 | 176 | 2,636 | 96 | 77 |
2031 | 752 | 215 | 3,223 | 118 | 94 |
2032 | 906 | 259 | 3,883 | 142 | 113 |
2033 | 1,079 | 308 | 4,626 | 169 | 135 |
2034 | 1,275 | 364 | 5,462 | 199 | 160 |
2035 | 1,494 | 427 | 6,403 | 234 | 187 |
2036 | 1,741 | 497 | 7,462 | 272 | 218 |
2037 | 2,019 | 577 | 8,652 | 316 | 253 |
2038 | 2,332 | 666 | 9,992 | 365 | 292 |
2039 | 2,683 | 767 | 11,500 | 420 | 336 |
2040 | 3,079 | 880 | 13,196 | 482 | 385 |
17年後の2040年には、3000万円越えを投資し、税抜きの毎年のスワップ受け取りが385万円相当です。
家族四人家族の支出が毎月30万円と想定すれば、これで経済的独立を果たせるレベルです。
なお、投資額を増やせれば、到達するのは下記のとおりもっと早くなります。
到達年 | 所要期間(年) | |
毎月5万円 | 2040 | 17 |
毎月10万円 | 2035 | 12 |
毎月15万円 | 2033 | 10 |
毎月20万円 | 2031 | 8 |
どのFX会社がいいか
FX会社によってスワップポイントが結構違います。
どのFX会社がいいか、ネットで調べてみたら、たくさん比較が出ていると思います。
FX会社選びには長期的な目線で評価した方がいいでしょう。
これから始める方は是非よく調べてみてください。オススメは下記の3社です。
1.みんなのFX
ともがいは投資当時からここを使っています。特徴は上乗せキャンペーンがあり、その場合はダントツでスワップレートが最強です。ただ、通常のスワップ率は他業者に劣る場合もあります。タイミングと投資額次第化と思います。
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2. LIGHT FX
ここは↑のみんなのFXと同じトレーダーズ証券ですが、キャンペーンなしでいつもスワップレートがいいのが特徴です。ともがいは最初からこっちにすべきだったなと思っています。
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3.セントラル短資FX
ここも安定してスワップレートがいいです。
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何せ長期ですので、この辺を押さえておいたら間違いありません。
長期的にスワップレートを高いレベルで維持できるFX会社を選ぶようにしたらいいでしょう。
まとめ
ここで、メキシコペソのスワップ投資の条件を下記の通り整理します。
- 余剰資金であること。
- レバレッジは2倍程度とすること。
- FX会社は厳選すること。
ロスカットしなければ、半永久的にスワップが入ります。
レバレッジを低くして、為替レートで一喜一憂せずに投資続けられるようにするのが大切です。
ともがいはレバレッジ2倍を推奨しますが、リスクをもう少し負える方であれば、レバレッジ3倍で運用するのも、現在の為替レートレベルだと合理的かもしれません。
ともがいは慎重派なので、レバレッジ倍率を2倍以下のままにしています。
決められた投資ルールを守り、リスクを限定しながら、毎年スワップをもらっていけたらと思います。
また、定期的に運用状況でメキシコペソ分の報告をシェアしますので参考にしてください。
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